木は熱を伝えにくい
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熱の伝わり方がポイント
手すりに触れると、人の手の熱が手すりへと移動します。これを「熱伝導率」といいます。同じ温度の手すりでも、触ってみると感じる温度がちがうのは、素材によって熱伝導率つまり、熱が伝わる力がちがうからです。
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木は熱伝導率が小さい
木、コンクリート、鉄の熱伝導率を比べると、木はコンクリートの13分の1、鉄の440分の1しかありません。 熱伝導率が小さいほど熱を伝えにくいので、木はコンクリートや鉄と比べ熱を伝えにくいので、触れると温かいと感じるのです。
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木は人にやさしい素材
素材が持つ熱伝導率は、生活のなかでもたくさん役立っています。お鍋やフライパンの取っ手は木製のものが多いですが、それもこの特性を利用しているのです。鉄のまま火に掛かった状態では素手で持つことができませんが、取っ手が木製なら持てますよね。