日本の森はお手入れが必要
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日本は森の国
今の日本は、全体の面積の70パーセントは森や林でできています。実に国土の3ぶんの2が森林。そのうち、自然にできたものは50パーセントほどです。そして、40パーセントが人の手によって作られたもので、残りの10パーセントは、今から木が植えられる土地や、竹の林です。
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日本の木が使われなくなった?
人の手によって作られた森林は、荒れた土地をうまく使うことを目的としたものでした。そこでは、お家を建てるための材料にぴったりの種類の針葉樹が主に育てられていました。でも、外国で育てられた木がたくさん使われるようになって、日本で育てられた木は少しずつ使われなくなってしまったのです。
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木を使わないと困ったことに
日本の木があまり使われなくなって、管理されなくなった森林がふえると、植えられた木がすくすくとそだたなくなり、しっかりした根っこが伸びなくなります。地面をしっかりつかむ根っこがないと、大雨や台風で山が崩れてしまうことが多くなってしまうのです。
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木を使って、また植えよう
それだけではありません。長い間ずっと植えられているおとしよりの木より、若い木のほうが、よりたくさん光合成をしてくれます。だから、木をつかって、新しい木をうえて、人の手できちんと管理することをくりかえしていくことが、山をまもることにつながるんです。