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日本の気候にぴったりの木の家

日本人が昔から木の家に
住んできたのは、
実は日本の気候と木の家が
相性あいしょうバッチリだったからなんじゃ!

どうして、四季がある日本の気候と木の家が相性あいしょうが良いの?

ジメジメ、暑~い夏と、カラっと
寒~い冬に関係がありそうな気がするわ!

その通り!
日本は気温も湿度しつども季節によって
全然ちがう国。
そんな気候に、木の特性とくせいがバッチリ合ったんじゃよ。

木の特性とくせいって、なになに?教えてジュモク博士はかせ~!

うむ。
木には、湿度しつどが高い時は、
空気中の水分を
吸収きゅうしゅうして、湿度しつどが低い時は
木の中の水分を
放出するという特性とくせいがあるんじゃ。
これを、木の調湿効果ちょうしつこうかという。

なるほど~!
その特性とくせいが、日本の気候に合ってるって ことだね!

みんなも、湿度しつどが高いと除湿器じょしつきをつけたり、
低いと加湿器かしつきをつけるんじゃないかな。
そういう役割やくわりを、木の家がになってくれていたんだね。

そういうことじゃ。
特に昔の人が助かったのは、
夏らしいぞ。
昔の言葉に、「家のつくりようは夏をもってむねとすべし」
という言葉があったんじゃ。

夏をもって……むねとすべし……?
全然意味がわからないよ~!

たしかに、昔の家を見ると、
まど廊下ろうかがバーンと空いていて、
風通しがよさそうな家が多いよね。
そうやってみんな工夫していたんだね。

昔の家はこのように 木をたくさん使って 広々と風通しよく 建てていたんじゃぞ。

昔の家は、工夫がいっぱいだったんだね!
でも、今はどうなの?
時代は変わって、木の家への考え方も変わっているんじゃない?

良い質問しつもんじゃコウくん!
それでは次のページで、
今も木の家が多いのかどうか、
見てみようかの!

よ~し、みんなも一緒いっしょに見てみよう~!